洗浄·サニタリにおける食品技術者の基礎知識 食品機械の作られ方（10）部品の分解可能な締結法（その1）

摘要

機械部品の締結には，今までに述べた溶接法その他の分解できない永久締結だけではなく，必要があれば分解が可能な締結法も用いられている。分解可能な締結法の代表はねじ締結であり，各種の機械部品の組立てのほとんどにねじが用いられていると言っても過言ではないであろう。またEHEDGドキュメントの中に記載されているフアスナ（fastener）は，実質的にはボルト·ナットのようなねじ締結を意味している。なお，ねじ以外の分解可能な接続具には箱の蓋を閉める時に使うバックル式の簡易的な留め金具もあり，フアスナと呼ばれる場合もある。