飲料製造技術と品貭保証技術：飲料プラントのサニタリーエンジニアリングについて

摘要

サッポロエンジニアリングでは，HACCP対応のサニタリーエンジニアリングを実行しているが，その基本となるものは，食品GMP（適正製造規範）である。 この食品GMPはHACCP導入の前提条件となる一般的な衛生管理用件であり，建物·設備·サニテーション·従業員·輸送／保管·リコール·記録の7つの要件で構成されている。 また，サニタリーエンジニアリングを実行する上で，具体的な指標としては，EHEDG（ヨーロッパサニタリ設備設計グループ基準）や米国連邦規則のGMPをベースに作成されたAIB食品安全統合基準は大変有効であり，これらを参考に設計を行っており具体的な内容を下記に示す。 サッポロエンジニアリング社では，サニタリーエンジニアリングとして，①食品全般製造設備における防虫·異物混入対策；②飲料製造設備における，薬液等のコンタミネーション防止対策；③飲料製造設備における，配管·タンク等での微生物汚染対策に重点を置いて取り組んでいる。 これらを更に具体的に説明する。