等温化タンクを用いた空気圧機器の流量特性試験－電磁弁や減圧弁を省時間·省エネ試験

摘要

台秤に載せたバケツに流水を受け、設定した重量に達するまでの時間を計ることにより、流水の流量を測定した経験をお持ちの方は多かろう。 容器は、原初的な流量測定器である。 日本は、40年以上も前に、タンクを用いて空気圧機器の流量特性を求める方法に先鞭をつけた。 現在、日本が提案し、ISOで審議が進められている規格改正案に、測定精度を向上させるための等温化タンクを用いた試験方法が含まれている。 また、第2ステージとして、減圧弁の試験方法も開発中である。 本報は、この古くて新しい試験技術について紹介する。