〈特集：空気圧機器·システムの小型化〉：電磁弁マニホールドの小型化－小型化の歩みとこれから

摘要

携帯電話は、"人が手で扱い易いもの"という絶対的条件から、小型化競争もほほ終焉を迎え、ここ最近は性能競争になってきたと思える。 家庭用テレビは画面が大きいほど魅力があって今は薄さと画質を競う。 産業機器、オフィス機器、家庭用製品などありとあらゆる製品は、それぞれ独自に持ち合わせる限界の大きさまでは小型化と性能アップが進み、小型化が達成されると性能や付加機能の競争となる。 空気圧の方向制御機器である電磁弁を集積するマニホールドの歩みも同じである。 5ポート電磁弁のマニホールドは、いうまでもなく省スペースと省配管省配線およびメンテナンス性の良さにより電磁弁の誕生から今日に至るまで電磁弁形態の主流となっている。 この電磁弁マニホールドは、さまざまな産業分野の需要に応え、流量と配管口径という条件のもと、大きさの限界点に向かって小型化、軽量化を競ってきた。