環境対応製品の開発：油圧関連製品におけるグリーン調達の現状と課題－㈱トキメックにおける取り組み

摘要

乗用車のエンジン排ガス規制の歴史は米国から始まったが、現在は排ガスについてオンロード·オフロードのエンジンについて、範囲も基準も当時よりはるかに厳しい規制が世界的に適用されている。 排ガスや地球温暖化対策を含め、環境負荷物質を規制する動きに発展してきている。 各個人の食物を含めた生活必需品や耐久消費財により、環境負荷物質の偏在や集中の危険性が世界中に認識されてきた。 現在は環境に対する認識があらゆる生産、流通、サービスに求められてきている。 また、それらを認識できる情報·通信網が個人レベルで確立されつつある。 生産に使用される物質について既に多くの規制がある、そして製品については生産·廃棄時の事を考慮に入れた規制が実施される。 ㈱トキメック（当社）においても環境の重要性は経営の重要な指針になっている。 その1つが環境負荷物質についての対応と推進である。 対応·推進についてもはじめての試みが多く、1つ1つの事を積み上げる方法を採っている。その一端をここに述べる。