製品の高度化を進める周辺機器メーカー

摘要

台湾の工作機械製造の中心地台中市で、2016年11月23日から5日間、「台湾国際工作機械展TMTS2016」が開催される。中国を最大の市場としている台湾工作機械メーカーは、中国経済の低迷によって、現在厳しい状況に置かれている。そこで多くの台湾工作機械メーカーが志向しているのが、製品の高度化だ。世界市場にあって日本との“棲み分け”を意識して売れ筋の製品のみに集中していこうというあり方に変化が見える。不況下でも競争力のある、より付加価値の高い製品開発を目指そうとしている。ここでは、TMTSに出展する台湾の工作機械メーカー、周辺機器メーカーの中から、特徴的なメーカーを取り上げ、その考え方、製品、製造現場などを紹介す多。今月号では、周辺機器メーカーを、また次号では工作機械メーカーを紹介する。