機動性に富むワークホールディングで収益力を高める：目標をうまく定めて、最適なソリューションを見出そう

摘要

クイック·チェンジ、ゼロポイント·クランプ、モジュール式バイス、モジュール式クランプ、これらはワークホールディング分野で耳にするちょっとした流行語。こうした機器が目指すところはほぼ決まっている。段取り時間やダウンタイムの削減、主軸稼働率の向上、柔軟性を高めて自動化やますます普及する5軸加工の要求に応えることだ。こうしたことに無関係な産業などありえない。投資効果は、年間で数百時間もの生産時間の短縮になると見積もられ、数十万ドルを超える利益につながることも多い。そうした実益こそが訴求力と、ワークホールディング·メーカーは自信をのぞかせる。生産上のニーズや課題について、実のある議論にエンドユーザーを引き入れることさえできれば、新しい機械の装備を強化する、あるいは既存の生産機器を刷新するといった決定がおのずと現れてくるはずだという（図1）。