JIMTOF2012を製品革新の戦略·戦術を探る場に

摘要

2012年11月1日から11月6日まで東京において第26回日本国際工作機械見本市（JIMTOF 2012）が開催される予定であり、例の如く工作機械の現状や将来動向を眺める上での良い機会になるであろう。それでは、どのような視点から眺めたら良いのであろうか。工作機械メーカーの方ならば、競合他社の製品展開やそこに組込まれている革新的な技術に興味があろう。また、部品加工に従事している方ならば、現在の加工要求に更に効率よく対応でき、利益の産み出せる機械を見出そうとするであろう。となると、参考になる見所の指針があれば便宜であろう。そこで、これまでの工作機械産業及び技術にみられた注目すべき動向を基に、来る見本市の見所を幾つか示唆したい。ただし、出品予定機種のリストを入手しているわけではないので、的外れになる見所もあるかもしれない。その場合には工作機械の将来動向の一つがここに紹介されていると解釈して頂ければ幸いである。