震災から1年、早かった中越FA企業の原状回復－一役買った工作機械·機器メーカーの支援部隊

摘要

昨年10月23日（土）午後5時56分、突然襲ってきた新潟県中越地方の大地震その後も現在まで1千数百回の余震が続いており、一日として気の休まるときがない。特に小千谷市内や長岡市内には今もって仮設住宅が50戸、100戸と立ち並んでおり、また、1m余も跳ね上がったマンホールの埋設工事や芝生が剥き出しとなった関越自動車道の法面補強工事等々、現在もいたるところで突貫工事が続けられており、震災の後遺症は今なお生々しい。 そんな中で、中越のFA企業はいち早く原状回復し、現在は旧に倍して活発な生産活動を続けているが、この蔭には「大手工作機械、機器メーカーやメンテナンス会社が素早く、しかも長期間にわたって復旧支援部隊を送り込んで巡回サービス等で大活躍してくれたことであり、しかも無料であったり格安の経費程度のみでの補修、何回にもわたるレベル出しをしてくれた」ことが大きいと、地元企業の幹部が口を揃えて言う。 以下は、各社幹部の声と復旧状況および最近のトピックスである。