顧客の要求に応えた標準化海外でも国内と同じ製造ラインで

摘要

豊和工業は今年の4月から、中国天津市の生産拠点で立形マシニングセンタ（MC）の生産を始める。製造コストを抑え、部品の現地調達率を高めながらも、「現地で作っても日本品質」の実現を目指す。「日本の加工ラインと同じ物を海外に持って行って、稼働率が違う」との顧客からの声に応えるため、トラブルの要因を機械側で解消できる仕組み作りとその標準化を進める。「お客さまの求めることが分からなければ標準化は難しい。国内市場ばかり見てガラパゴス化してはいけない」と塚本高広常務は強調する。