計量における国際相互承認とアジア太平洋地域の活動－APMPとAPLMFについて

摘要

この数年間，計量標準の国際化の中で，アジア·欧州·米州等，地域ごとの活動がその比重を増している。 計量標準の国際相互承認，正式名称「国家計量標準と国家計量標準研究所の発行する校正証明書の相互承認取り決め」（Mutual Recognition of Arrangement for national measurement standards and for calibration and measurement certificates issued by national metrology institutes以下では計量標準MRAと略記）は1999年10月に39カ国の署名により発効したが，その内実を構築する作業は現在進行中であり，その作業の中心的な担い手が各地域の計量組織，RMO（Regional Metrology Organization）である。