原料特化装置·技術の紹介

摘要

当社では、300種を超える粉体処理機器をラインアップしているが、これら粉体処理機器の多くは、粉砕や分級、混合、乾燥、粒子設計といった処理工程別に分類され、処理する原料や導入される業種に汎用性を有する機種がほとんどであると言える。そのため、ひとつの機種が複数の業種のお客様の様々な原料の処理に実績を持つことは珍しくない。例えば、当社機器を代表する混合·乾燥機であるナウタミキサは、医薬品や食品をはじめ、化学薬品、樹脂、農薬、電池材料、セメント、ガラス、塗料など多種多様な用途で粉体処理に用いられている。しかし一方で、特定の原料や用途における特定の処理について、極めて優れた性能の発揮や生産コストの削減を目的に開発された機種も存在する。ここでは、用途を限定し、原料の付加価値を高める処理に特化することで、高い性能や効率を発揮することを目的に開発された最新機器について紹介する。