パイプ曲げシステム「WIN型ロボットベンダーシリーズ」－オプトン

摘要

工業用の多関節ロボットが発売されて30年ほどになる。当時のロボットの位置決め精度は1～5mmレベルで，関節剛性も弱く，主にマテハンや塗装に応用された。現在のロボットは，制御技術や減速機の精度向上とともに，位置決め精度が0.01～0.1 mmレベルに向上してきた。しかし，当社ではロボットベンダーを開発する過程で，ロボット自体の問題点として，外部付加軸の制御制約や関節剛性の不足など，当初気がつかなかった問題に直面した。これらの問題解決に独自の制御ソフトを付加したり，ベンダーマシンと3次元測定機をシステム連携させるなどで解決しながら，10 年あまりかけてWIN型ロボットベンダーシリーズとして実用化に辿り着いた。