CATIAのカスタマイズ機能

摘要

カスタマイズ，ということになるのだが，多くの企業ではこのカスタマイズ業務は大きな負担となる。また，CADの場合モデルの品質はカーネルに依存しているので，いくらカスタマイズしても，作れない形状は作れないし，読めないモデルは表示できない。むしろ，ほかの業務プロセスといかに連携できるかが重要になる。ダッソー·システムズでは，現在では業界共通のコンセプトになっているPLM（プロダクト·ライフサイクル·マネージメント）という考え方を2000年から提唱しており，CADを，PLMを実現するための開発のほかのプロセスと密な連携を前提としたオーサリング（データ作成）ツールと位置付けている。PLMという文脈（全体最適化）で考えた時，CADは単なるモデリングのツールから，プロセス実現のツールに変わっていく。