ドイツ技術通信「antriebstechnik」誌：①よりシンプルで，より柔軟に－一台の駆動で回転と平行運動

摘要

以前は完全にメカ式だった印刷機械の部品が，ますますメカトロニクス式ソリューションに取って代りつつある。 ギヤおよびカップリングを備えた，大型の縦型シャフトが使われなくなって久しいが，最近ではオフセット印刷機（写真1）の駆動系も簡素化されており，新開発のコンビ駆動では回転運動と直線運動が，1つのケーシングで可能となっている。 国際競争で戦い抜くために，高級印刷機械メーカーには，ますます洗練されたソリューションが求められている。 そこで大きな意味合いを持つのが，メカニック，電気·電子およびソフトの理想的な連携である。 目指す目標を達成するために，この連携は初期段階から熟考され，機械ないしは，そのコンポーネントの開発では，可能な限り早い段階からのシミュレーションも必要となる。