詳説：弾塑性力学（45）－有限変形弾塑性構成式の数値計算法 その3

摘要

これまでに述べた弾性予測子とリターンマッピングを用いた応力計算法を用いた計算例を示す．ここでは，式（19.63）における未知数ベクトルの初期値Xとして，式（19.48），（19.50）の弾性予測状態での値を用いた．ただし，正規降伏比Rについては，式（19.49）の試行値R_(n+1)~(tr)（＝R_n）が定数R_eよりも小さい場合には，式（19.52）に基づく負荷判定の後，リターンマッピングの反復収束計算の開始時にR_(n+1)~(tr)（＝R_n）＝R_eとした．また，式（19.67）での収束判定値はTOL＝1.0×10~(-12)とした．