円筒研削加工におけるびびりとその抑制技術

摘要

研削加工は極めて高い寸法精度、形状精度、表面精度が要求される。従って研削中の砥石と工作物間の振動いわゆるびびり振動はできる限り小さくしなければならない。加工現場では0.1μmオーダの表面のうねりでさえ問題になることもある。特にプラグゲージやテーパ部など他の部品と頻繁に嵌め合わせる部品では、びびり模様が浮き出てくるので厳しく管理されている。本稿では、円筒研削加工におけるびびりとその抑制技術について実用的な視点から解説する。