放電加工による金型·部品加工の高付加価値化

摘要

本稿では、高付加価値化を目指した学会や産業界の動向を概説する。学会動向としては、国内は最近数年の電気加工学会を中心とする電気加工関連の学会で発表された内容を中心に、海外の研究事情については、2013年にベルギーのルーベンで開催された電気加工に関する最大の国際会議［17th CIRP Conference on Electro Physical and Chemical Machining（通称ISEM 17）］で発表された内容を中心に紹介する。また、産業界の動向については、各メーカーからヒアリングした情報およびカタログ·論文など、新技術に開する資料をもとにしている。なお、ISEM 17の論文は、Science DirectのHPに公開されている。