金属3Dプリンタの普及に向けた課題と期待

摘要

現在は、第三次3Dプリンタブームが始まったところである。このブームは短期に期待するのではなく、5年先、10年先の将来のモノづくりエンジニアの育成に役立てることが第一である。アメリカが、過去の歴史の中からモノづくりの大切さを自覚し始め、教育に取り入れた事実はよいことではあるが、日本のモノづくりの将来にとっては、さらに未来の人材育成に力を入れる必要がある。「ボタン一つで、出来上がる」3Dプリンタはない。大なり小なり、金額に見合った決意が必要である。いかなる理由であれ、国内メーカーが業界に参入してきたことで、これからさらなる発展が期待される。諸々、述べさせていただいたが、多くの問題点は国内企業の参入で解決し、また将来のモノづくり人材を育成できると信じている。