射出成形金型のアンダーカット構造部の海外での品質確保

摘要

プラスチック射出成形の大半にアンダーカットがある。アンダーカットを抜くために金型に複雑なスライドがある。このスライドによって、金型は複雑になり、故障が発生する。また、成形作業が離しくなり、不良が発生する。射出成形品は、複雑な形状を一体化成形できるのが特徴であるが、単純な形状の方が安価であることは言うまでもない。単純な成形は、成形時の流れが単純で収縮も単純だから、寸法精度がよく、品質が均一になる。金型もつくりやすく精度がよい。つまり、アンダーカットは最小限にとどめるべきである。特に海外では品質確保を優先し、複雑にしない工夫が大切である。