完全自動化された高速·高精度なリバースエンジニアリング技法

摘要

測定データからCADデータを生成するリバースエンジニアリングのニーズが高まってきた。リバースエンジニアリングを行うために必要なリバース用ソフトのモデリング方法は、これまでは対話型が主流であったが、最近は完全自動型·半自動型も積極的に使われるようになってきた。理由として、測定機器類（産業用X線CT装置や高密度3次元スキャナ）がより高速·高精度化へと発展してきたために測定データが肥大化し、そのため対話型ではすでに処理能力的に限界点に達してきたと考えられる。表のポリゴン数と計算時間の比較表からもこの傾向は理解できる。本稿は、現物データ（測定データ）からCADデータまでを完全自動で生成する方法（以下、「自動CAD化」と呼ぶ）について述べる。