高品質な型製作のための設備診断·保全技術

摘要

当社は1970年代後半から数値制御による金型の機械加工方法を導入し、昨今では高速·高精度·高品質な加工技術をベースに、金型の組付け·仕上げ工程での技能者による調整作業、みがき作業をミニマムにするための技術を確立した。このことは同時に従来とは桁違いの高精度·高品質な設備診断および保全技術が必要となることを意味している。また、言うまでもなく、型づくりは今や機械工程が軸となっており、機械工程の出来如何が原価やリードタイムをも左右する。本稿では上記をふまえ、社内での設備精度維持管理の仕組みと、保全作業をより効率的に実施するための設備診断、保全技術について紹介する。