切削加工（微細加工）② No.118：エンドミル加工による表面テクスチャの精度評価

摘要

エンドミル加工はCAD/CAM、工作機械、切削工具などの技術の向上により、高速·高精度化が進展している。 その中で自動車、デジタル機器などの部品の視覚的な付加価値や機能向上を図るうえで、表面テクスチャに関する研究が注目されている。 このテクスチャデータに基づいてエンドミルなどの機械加工によって高精度な表面テクスチャを生成できる。 しかし、機械加工においては工作機械の熱変形、高速回転時の主軸·工具のアンバランス、切削抵抗による工具の変形などがある。そのため、高精度な表面テクスチャを生成するためには、実際の加工精度を計測·評価して、その問題を解決していく必要がある。 今回はボールエンドミルで溝加工された表面テクスチャを走査型白色光干渉計により高精度に計測し、テクスチャ生成における加工誤差の特徴を解析し、高精度化のための評価を行った。