顔表情変化を利用したユーモア療法によるリハビリ方法

摘要

本稿では，顔表情変化を利用したユーモア療法によるリハビリ方法について述べる．本方法は，自ら表情を変化させることによる，身体への影響を利用するものである．はじめに，リハビリと笑み筋体操の関係について述べる．次に，笑み筋体換を用いた実験の方法と計画を述べる．今回の実験では基礎実験として，表情と類似度に注目し，FaceToolで作成した理想の笑みに，どの程度類似しているかを評価する笑み強度評価実験を行った．その結果，笑み強度評価実験では，笑みだけではなく，他の表情を含んだ場合も評価することで，評価方法の有効性を示した．