たびたび発生する漏電の発生原因を究明 その2（問診や根気よい調査による究明）

摘要

漏電の発生は，電路の充電部が何らかの原因によって接地に触れることにあり，一時的に漏電発生するものの原因調査のため現場に出向したときには，すでに漏電は消滅していることがある．このような漏電発生の要因として，機械配線の被覆が損傷しており，可動する機械のタイミングにより，露出した配線の充電部が機械本体へ接触する場合がある．本稿では，問診や根気よい調査により，可動する機械から生じた漏電の発生原因を究明した事例を記述する．