振動データ管理システムMK-210HE for Windowsにおける現場での機能と活用事例

摘要

生産工場の海外シフトが進む中で，日本国内の製造業においては，いっそうのコストダウンが求められている。 その中で設備保全費の削減対策として，保全形態のCBM(Condition Based Maintenance)化や点検業務のアウトソーシングなどが進められている。 最近ではITの普及によるインフラの発達には，めざましいものがあり，それらを活用し業務効率を上げるための機器，システム，サービスなど様々なものが創出されてきている。 その様な背景の中で，ューザーの更なる効率化に貢献するため，現場での操作性·視認性の追求とネットワークとの融合をコンセプトとした設備診断器を新たに開発した。 本稿は，その設備診断器を，現場での機能とその活用事例を中心として紹介するものである。