鋼製小物の2次元シンボル表示に関する技術的検討

摘要

鋼製小物のセット組みや個別管理を行う方法として、以前よりYAGレーザなどにより鋼製小物の表面に2次元シンボルを表示する手法が行われているが、現在になっても具体的な実用例はあまり散見されない。 その理由として挙げられるのは、2次元シンボルの表面に傷や錆が出現するなど耐久性に問題があること、また、金属表面にマーキングした2次元シンボルを確実に読み取るリーダが存在しない等が実用化できない一番の理由として考えられる。 我々はこのような問題に対して実用化するための技術的検討を行ったので以下にその内容を報告する。