セントラルモニタシステム中央管理化の試み

摘要

当院では27部署に分かれた一般管理病棟（約1150床）に対して，セントラルモニタ29台とベッドサイドモニタ（含送信機）174台により，無線式の患者モニタリングシステムを運用してきた．2社のセントラルモニタシステムが存在し，購入後10年以上経過したシステムが17部署あった．ベッドサイドモニタはゾーン管理により各々の病棟で固定されていたため，その稼働率は平均33．7％と非常に低いものであった．その一方でモニタ数が不足している部署もあり，病棟間のばらつきが大きいという問題があった，稼働率を上げ，かつモニタ必要台数の増減に柔軟に対応する管理システムとして，病棟毎に定数配置されていたベッドサイドモニタを使用時のみMEセンターから貸出すいわゆる"中央管理方式"を導入した．