医療の安全·質·効率の向上は先進各国に共通する重安課題で,OECDの統計でもGDPの成長に対する医療費の伸びは1.5倍で,本格的な高齢化社会を迎える中で,この傾向は一層厳しくなること予想されている。 一方米国の科学アカデミー医学研究所IOMをはじめ色々の機関で,医療事故,品質や効率向上はITによる医療情報の共用化で大幅に改善できることが報告され,欧米先進国をはじめ30カ国近くの国で,医療費の抑制と,質,安全性の確保と言うある意味で相反する課題を解決するEHR(Electronic Health Record)の普及に真剣に取り組んでいる.
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