－飼料産業の動向平成十年度における飼料産業の概況

摘要

農水省ではこのほど「平成十年度配合飼料産業調査結果」を公表した。 これは、各対象企業及び対象工場の協力のもとに、郵送によるアンケート調査によって取りまとめたものである。近年の我が国の畜産をとりまく状況は、総じて畜産物需要の伸びが鈍化する一方、国際化の進展、畜産環境対策の要請の強まり、後継者不足等から家畜の飼養戸数及び飼養頭羽数はやや減少傾向にあり、一層厳しさを増している。 このような状況のもとで、配合飼料産業においては、平成九年度は原材料価格の安定、生産量の微減等やや落ち着いた療境にあったが、それぞれの企業においては、従業員の削減、工場の再編整備等による経営の合理化努力がなされている。