山林素地価格七年連続低落、立木価格値ドがりが経営意欲減退に

摘要

財団法人日本不動産研究所は九月一一日に二〇〇八年三月末の山林価格調査の結果を発表した。これによると全国平均の普通品等一.あたりの山林素地価格は用材林地が五万五、一一八円、薪炭林地が三万五、八三四円で，前年比でともに三、三％の低落となり、用材林地ではむろ前年の下げ幅を上回る結果となつた。国土交通省が調査している基準地価(七月一日現在)は本年は全国用途別全平均で 一、 ニ％の低落にとどまつており、林地の低落傾向に歯止めがかからない状況を物語る結果となつている。同時に集計された山元立木価格も杉が三、一六四円、桧が九、四三二円となり、杉で前年比六％、桧では一〇％の下落となつた。