80歳を迎えてもなお、「手入れはやってもやってもやり足りません」

摘要

中京エリアで松柏、とくに黒松で知られた盆栽園といえば、誰もが思い浮かべるのが岡崎の大樹園。そのお客さんで、全国でも五本の指に入る趣味家ともいわれるのが名古屋市在住の森山和雄さんだ。森山さんの名が盆栽界で有名な理由は、これまでどのような樹を所有してきたかを聞けば即座に理解できるだろう。黒松「日暮し」、「瑞穂」、「瑞王」、「宝樹」、赤松「天翔」、真相「清雅」、カリン「瑞宝」等々、これまで大きい展示会で幾多の賞に輝いてきた名木ばかりである。