経営:果樹経営（直売型）における生産管理巨峰の花切り作業ぬ効率化について考える

摘要

知多農業改良普及センター管内のブドウ栽培農家の大半は、生産物を自ら庭先で販売する直売経営を行っている。主要な品種は巨峰で、その有核栽培が全体の八割以上を占めている。 巨峰の有核栽培において、開花期の花穂整形作業　 （花切り）は、結実を確実にし良い房形の果実を作るために行うものであり、避けては通れない作業である。 花切りは、開花の初期から花が咲き終わるまでの間に、花穂の上部数段の軸と先端部を切り取り花穂を小さくする（小花の数を減らす）という作業である。 この作業は短期間（一〇日～二週間）に確実に行わなければならない。 二化穂一花穂手作業で行わなければならず、どれだけの花切りができるかということが、そのまま経営規模の上限を決定することになっている。 なお、普通一人が一日に花切りできる面積は二，五～三aである。