平成17年度「アルミニウム圧延品」需要見通し

摘要

平成16年度は，猛暑による缶材需要が堅調だったことに加え，自動車向け，半導体製造装置用厚板などが牽引したことから板類については過去最高の1,400千トン超を記録する見込み。 押出類は一般機械向け，輸送用機械向け等が増加し，平成14年度以来連続して百万トンの大台を維持する見込みである。 圧延品合計では，2,439千トンと前年度比1.5％増となる見込み。 平成17年度の政府経済見通しでは，日本経済はGDPの実質成長率が＋1.6％（名目＋1.3％）であり，民需中心の緩やかな回復が続くと発表されている。 同年度のアルミ圧延品合計の需要は基本的には平成16年度に引き続き堅調に推移し高水準を維持するものと見られる。