平成17年度「アルミニウム製品」需要見通し

摘要

平成16年度の製品需要は前年度比2.7％増の4,270千トンとなる見込みである。 圧延品は，板類が猛暑による缶材需要増に加え，自動車材を中心とする輸送用機械部門，半導体製造装置向け厚板，LNG船向け厚板などが好調で，前年度比4.2％増の1,186千トンの見込み。 押出類では，建設部門が前年並みの推移となったが,自動車向け，一般機械向け等が堅調なので，全体として1.024千トンと1.4％の増加の見込み。 圧延品の国内需要全体では2.9％増の2,210千トンの見込み。 自動車生産が1千万台以上と見込まれることから，鋳造品，ダイカスト品，鍛造品の需要は好調に推移しており，圧延品も含めた自動車向けのアルミ需要は，平成16年度で1,455千トンと前年度を5.2％上回る見込みである。 輸出は国内需要が旺盛なことに加え,為替等の影響もあり減少する見込み。