平成17年度「アルミニウム研究助成事業」の公募実施について

摘要

アルミニウムは，軽量性，熱伝導性や耐食性をはじめ多くの優れた特性を有する金属材料として，これまで社会変化や技術の進歩とともに用途分野を広げ，現在ではあらゆる分野で必要とされる金属材料となり，これからの21世紀を先導する貴重な金属材料の1つです。 特に，地球環境対応が重要な課題となっている現在，優れたリサイクルや省エネルギーの期待に応えられる金属材料として評価されています。このように優れた特性を持つアルミニウムをより発展させ，急速に変化する用途分野の要請に応えるためには，アルミニウムに関する多方面からの技術研究が重要となっています。 本事業は，アルミニウムの技術研究を行う若手研究者の育成をめざすと共に，アルミニウムの可能性をさらに広げるため，長期的な視野に立ち，若手研究者の優れた技術研究を助成し，研究意欲を高めることを目的とします。 平成16年度は39件の応募があり，この内7件を選考し，15年度からの継続分を含め15件について助成をおこないました。