いまさら聞けない，こんなこと--第28回--Q 52：なぜキャスクブルでは遅延剤と促進剤を併用するのか？

摘要

A 52：遅延一促進メカニズムについては，必ずしも解明されていない部分が多いことや，遅延剤として添加されるほう酸，けいふっ化塩，オキシカルポン酸などで，必ずしも同1のメカニズムではないことから，詳細なメカニズムについては省略するが，遅延剤といっても，実際には，硬化遅延を目的として添加されているわけではない。遅延剤の目的は，主として可便時間をできるだけ長くとるために添加されている。考え方として，遅延剤すなわち可便時間延長剤と考えた方が分かりやすい。