地震時におけるマンホール浮上抑制工法である[ハットリング工法]について

摘要

昨年3月11日に三陸沖で発生した巨大地震は、東日本の広範な地域に様々な被害をもたらし、特に津波被害、原発事故からの復旧には長い時間がかかる様相を呈していま弟このような中、重要なインフラの一つである下水道の被害状況と直後の復旧状況は次の通りとなづてい計れ下水道処理場は、13都県の120カ所が被災し、2011年6月6日現在では92カ所は稼動を開始したものの、18カ所は稼動できない状況になっています（状況不明10カ所）。ポンプ場は、8県の112カ所が被災し、2011年6月6日現在で29カ所が稼動停止となっています。管路についても、2011年6月時点で調査が進んでいた121市町村等での管路延長61，676kmのうち500kmで被害が確認されていました。