不定形耐火物専門委員会と年次学術講演会

摘要

私が不定形耐火物専業メーカーの技術者として入社したのは1973年，スタンプ樋材の開発チームに配属されましたが，発表する場としては築炉委員会や九州支部の研究発表会が主だったようです（私自身は発表の機会はありませんでした）。当時は，いまから考えれば，急速に不定形耐火物が普及しだした時期のようですが，耐火物自体をよく知らないまま入社してしまったので，そのことを特に意識するようなことはありませんでした。しかし，耐火物技術協会としては不定形耐火物の急激な進歩に対応すべく，不定形耐火物専門委員会の発足を計画されていたようです。