第21回年次学術講演会セッション概要報告

摘要

ムライト焼結体中に残存する酸化ケイ素は，ガラス相やクリストバライトとして存在するため，焼結体の機械的·熱的性質を低下させる。 該研究では，この間題を解決するため，焼結助剤として酸化マグネシウムを添加し，焼結過程で酸化マグネシウムと酸化ケイ素を反応させ別の化合物に変えることによってムライトの性質を改善することを目的とした。 酸化マグネシウムの添加とともにケイ酸マグネシウムとαプルミナの生成が認められた。 このように酸化マグネシウムの添加によって酸化ケイ素の反応·除去に効果があることが分かった。