ロータリーショット施工技術の開発（ロータリーショット技術の開発ー1）

摘要

1緒言　 従来、耐火物施工における技能フリー化及び省力化を目的に不定形耐火物の流込み施工及び、吹付け、更にはショットキャスト補修等が実機化されてきた1）。 特に溶鋼鍋の補修技術としてショットキャスト工法は、その簡便性、材料の耐用性に優れることから、広く一般に実施されている　 2）。 しかし、ショットキャスト補修は圧送施工が必要なため、流し込み材に比べ添加水分量が多くなり、施工体の耐用性は必ずしも満足いくものではなかった。当所では、圧送施工が不要で、従来のショットキャスト施工に対し大幅に低水分化が可能なロータリーショット施工技術を開発し、溶鋼鍋寿命延長及び補修作業の省力化を達成した。 今回、その内容について報告する。