低膨張性原料がSNプレートの微構造および耐スポーリング性に及ぼす影響

摘要

1ジルコニア含有量は、多い、又は単斜晶率が高い程、高耐スポーリング性が得られた。 2ジルコニア特有の相転移での体積変化で組織中にマイクロクラックが発生し、材料が低弾性率化し、耐スポーリング性が向上すると考えられる。 3他方、組織中にマイクロクラックを生成させるため、材料としての強度の低下が懸念される。4この知見を基に使用条件を考慮し、SNプレートのジルコニア含有低熱膨張性原料を充分吟味、選定することで、実炉において従来品よりも好実績が得られた。