地質情報展しずおか体験コーナー静岡の川·静岡の山--水槽実験で地形を再現

摘要

恒例となった水槽実験。 2003年の情報展では山と川と海をテーマに楽しんでもらいました。 ここ静岡は山が海に接し，急流河川が多いことが特徴です。このような急流河川の特徴といえば，多量の土砂が川に流れ込み，さらに一気に海まで押し流されることです。実は小さな（幅約60cm，長さ約180cm，深さ約50cmの）水流による地形変化や堆積作用の実験では，ゆったり流れる勾配の小さな河川よりも，こうした急流河川の作用を再現することのほうが容易なのです。 今回は念流河川の下流部によく発達する扇状地性三角州の特徴を，水槽で観察してみました。