アナログ実験で火山と遊ぼう

摘要

実験は7月26日に2回，11時からと13時から行いました．1回のサイクルで40分程度の時間がかかりました．個々の実験では，こちらの意図を十分に説明できなかった気がします．小学生から大人までを同時に理解させようというのが無理なのかもしれません．せっかく標本館に来てもらっても,バネルだけでは，Webで見るのと一緒なので，バーチャル標本舘になってしまいます．標本館に来て，何か体験してもらう仕掛けが重要であると感じました．本物を見て考える，頭だけでなく手足を動かしてもらう，そのためには，こうしたアナログ実験が，手軽にできることが必要です．世の中では計算機を利用した数値計算が主流で，噴火災害予測図などには重要な役割を果たします．しかし，科学の基礎としての自然の仕組みを理解すること，火山になじんでもらうことに対しては，アナログ実験は，重要な手段とあらためて感じました．