下期の東南アジア　合繊原料·製品市況を読む－上向く米中日の景気と新たな成長エンジン東南アジアに期待－

摘要

1.マクロ的には「上向く米中日の景気」と「新たな成長エンジンとしての東南アジア」に期待がもてる。①シエール革命はアメリカ経済復活の象徴②ゆがみを抱えた中国経済には危うさも残るが…③アベノミクスで日本は戦後15回目の好況局面④BRICSから東南アジアへ、成長のけん引役バトンタッチ2.合繊原料の事業環境は総じて厳しい。原油ナフサ安と中国での能力急拡大で市況低迷のPTA、CPL。EG、ANはおおむねウエルバランスで市況は横バイを維持3.合織ファイバーは全般的にもみ合い商状4.アジア主要国の合繊産業近況①成長率下がり、転機の中国·韓国、内需がカギに②底打ちの兆しも、民間消費低迷懸念の台湾③内需振興策（バラマキ政策）で輸出不振を補うタイ④雇用対策拡充で国際競争力低下に懸念がでてきたマレーシア⑤素材から縫製まで一貫体制が強みだが、構造転換必至のインドネシア