中国銀行が香港で上場資金調達1兆円以上

摘要

中国の大手国有商業銀行、中国銀行が1日、香港市場に株式上場した。新株発行などを通じた信金調達規模（追加売り出しを除く）は97億ドル（約1兆1,000億円）と、今年の新規上場に伴う資金調達額では世界最大。 午前10時（日本時間午前11時）前に始まった取引では、初値が3.15香港ドルと公募·売り出し価格（2.95香港ドル）を約7％上回り、好調な滑り出しとなった。 4大商銀の香港株式上場は昨年10月の建設銀行に続く2行目。 世界貿易機関（WTO）加盟5年目となる今年末までの金融開放を見据え、中国は銀行のグローバル化対応とともに、不良債権や内部汚職など問題解決のため4大商銀の上場を急いでいる。国内最大の商業銀行である工商銀行も年内に香港で上場する計画を進めている。