中国「非流通株」放出ルール公表中国株価6年来の最安値更新

摘要

中国政府は株式相場の長期低迷の主因とされる「非流通株」の市場での取引に関するルールを公表した。 非流通株とは企業側が市場に流通させないで保有しているもので、昨年来の中国株式低韓の主要原因ともされてきた。 証券行政を担当す途中国証券監督管理委員会（証監会）が上場企業やその株主、上海と深別の両証券取引所などへの通知として公表した。 通知によると、上場企業と上場企業を保証する「保薦磯構」の推薦に基づいて証監会が対象企業を選ぶ。 証監会から指定された企業は、速やかにその事実を開示し、取引所に売買停止を申請する。 取締役会での決議後、2営業日以内に非流通株を流通させる具体策の開示を義務付ける。具体策の承認には臨時株主総会の議決が必要で、企業には総会までに最低3回の開催公告の公表を求める。 流通株主が持つ具体的権利を明らかにし、それらを主張できる時間や条件、方法を明確に示すことを課す。 承認後も非流通株の流通には一定の枠をはめる。 正式に流通が認められた後も、最低1年は売買や譲渡を制限。 発行済み株式の5％以上を保有する非流通株主は、この後、最初の1年以内は最大5％：2年以内は最大10％しか放出できない。 非流通株の放出が需給悪化を招き、株価下落につながる恐れを抱く流通株主に一定の配慮をした格好だ。