銀行金利、3年以内に自由化--人民元の変動幅、拡大を検討

摘要

中国人民銀行（中央銀行）の戴相竜行長は7月19日記者会見で、現在、強い規制の下にある銀行金利を3年以内に自由化すると述べた。 しかし、預金金利の全面自由化は十分慎重に行うとした。 中国の金利は外貨預金や銀行間融資については既に市場動向に基づいて銀行が決定している。 戴行長は今後、現在は中央銀行が規制している農村地域の預金貸出金利から自由化を始め、最後に都市銀行預金貸出金利を自由化するとした。 まず貸出金利の変動幅を拡大し、預金については大口預金の金利規制を緩和した後それ以外の預金金利を適宜自由化していく、と語った。 自由化後は、中央銀行は再貸し付け、市場公開操作で金利水準をコントロールすることになるという。