XMLデータ統合のためのバイナリデータのXMLビュー構築

摘要

近年,XMいこよるデータ交換が行なわれるようになると共に,アプリケーションのXML対応が多く行なわれるようになった。しかし,アプリケーションに固有のデータはバイナリデータとして保存されるのが一般的であり,互換性や効率等の点から,必ずしもXMLデータとして保存されるものではない。 様々なデータの統合利用をXMLベースで行なうアプローチがあり,こういった枠組みにおいて従来のバイナリデータの扱いを可能にする事は,その応用範囲を容易に拡大する事に繋がる。 本研究では,これらに対して,バイナリデータのXMLビューを提供し,広く利用されているDOM APIとして実現する機構について論じる。 データアクセスにおいて効率化をはかるため、与えられたマッピング規則に基づいた動的·部分的な変換をサポートする。 これは,消費記憶領域とディスクアクセスを削減する事を可能にする。 また,XPath問合せでの処理の効率化について考察を行なう。