光コネクタ市場--膨大な流通在庫が需給体系を揺るがす

摘要

2002年度が"底"！ ？ 2003年度からは緩やかに需要回復の兆し。流通在庫が多く、タイプ別にみたメーカー出荷台数は実需を反映しない。 MUには国内を中心とした堅調な伸び、LCにはマルチモードの需要拡大が見込まれる。 2002年度における光コネクタの市場規模は、数量ベース，金額ベース共に前年を大きく割った。 ひとえに2000～2001年におけるITバブル崩壊とその影響を色濃く受けた光産業全体の低迷に起因する。 ピーク時2000年度と比較した僅か2年間での極めて大きな落ち込みは、当該市場の歴史における記録的な出来事といって過言ではない。